[10asiaインタビュー]ドギョンス、少女たちの初恋

[10asiaインタビュー]ドギョンス、少女たちの初恋

[10asiaインタビュー]ドギョンス、少女たちの初恋 (インタビュー)

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インタビューが美しい瞬間の一つは、対話が終わったとき(大きな関心の対象ではなかった)相手(インタビューイー※interviewee=インタビューを受ける人のこと)を愛するようになることだ。ドギョンスとの出会いがそうだった。 ドギョンスは、インタビューの間じゅうずっと、意外と深い本音と、確固たる信念と、まっすぐな性情(※性質と心情)で、自分を取り囲んでいるどんな偏見の残余物もひとつ残さず剥がしていった。何よりも、自分が吐き出した言葉を相手が信頼するようにさせるのがこの友人の持つ本当の魅力だと感じた。だから、”僕は今、あなたに僕の真心を話しています”と感じられる率直で淡泊な言葉。なぜ彼がたくさんの少女たちの初恋なのか察した。

 

多分ドギョンスはたくさんの少女たちの初恋なはずです。
僕が?(恥ずかしそうに声を出して笑う)

不特定多数の初恋であるのはどんな気持ちでしょうか。
どんな感じと申し上げるべきか…すごく感謝するばかりです。まだ沢山不足していると思うけど、そんな僕の演技と歌を好きになって、褒めてくれる方達のおかげで喜びも感じています。おかげでもっと頑張れるようです。

反対に視線の監獄と言うべきでしょうか?どこに行っても見ている人がいるという事が不便でもあるでしょうが。
公人として多くの方々がする経験ができないというのが残念ではあります。ところが逆に考えてみれば、僕が経験することができない方も多くいらっしゃるでしょう?前者と後者の大きさは同じだと信じています。だから悪くないです。

非芸能人たちができない経験の中で特別なものは何がありますか。”これは本当にいい”と感じたドギョンスだけの経験。
舞台の上です。舞台では僕を好きになって下さる方たちと目を見ながら直接疎通することができるでしょう?あの感じは本当に経験してみてこそ分かるんですよ。

舞台の上から客席の反応が見えますか?照明が明る過ぎて見えないと思いました。
2-3階は実はよく見えません。しかしスタンディングにいらっしゃる方たちはみな見えます。その方々の表情、行動ひとつひとつ全部見えます。それが見えなければ、舞台での、ファンの方々とコミュニケーションするという感じを多分受けられないでしょう。

それでは俳優としてはどうですか?
その経験も直接やってみなければわからないんですが(笑) 演技は僕ではない他の人物を演じるというのが本当に強みのようです。様々な人物を通じて自分自身が経験することができなかった感情を得ます。これが本当に大きいようです。

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ドラマ”大丈夫、愛だ”で小説家志望生ハンガンウを演じました。ガンウはチャンジェヨル(チョインソン)が作り出した、分裂された自我、忘れたい痛みでした。ドギョンスにも我々が知らないもう一つの自我があるでしょう?
なくはないようです。うん…今まで僕がやってきた演技の中にはすべて”僕”という自我が投影されたようです。 僕の中で現われていなかったある部分が極大化されて表現されたんじゃないかなと思います。

ドラマ”君を憶えてる”では本音がわからないサイコパス殺人鬼イジュンヨンを演じました。実際のドギョンスも何かよく掴めない静かな海のような感じがあるが、いつ怒るのですか。
僕、あまり腹を立てないスタイルです。 怒らないし、誰かとケンカしてみたこともありません。映画”カート”が初めてでした。そんなに大声をあげたのは。だから僕はストレスでも怒りでも抑えこんで、またすぐに忘れてしまう方です。

息苦しくはありませんか?なぜ自らを抑えつけるんでしょうか。
習慣のようなんです。幼い時から無意識のうちにそうしてしまうようですが、何故だか僕もよく分かりません。

ご両親の期待に応えなければならない、そんな負担があったのではありませんか?
いいえ。そんなこともなかったです。そのままマインドがそうなんです。

生まれつきの性格のようですね。
生まれつきの性格、そういうことみたいです。

自らが大人っぽいと感じますか?
まだほど遠いです。ただし、そういうマインドをそばにいる方々からたくさん学びます。社会に出て多くのことを感じています。そしてストレスを受けたら自分が損するだけなんだから、何故そんなストレスを受けなきゃいけないのかという考えいつも持っています。 おかげでうまく克服できます。

感情のコントロールがとても上手なようですね。たやすい事ではないのに。
こういう風に考えたりもします。感情を爆発させてみて、様々な経験も積まなければならないのではないかと。それでも無意識のうちに(※感情を)押し込み続けるようです。その壁を破ってみたいんですが、簡単ではありませんね。

“純情”を撮影しながら俳優たちと酒を楽しんだと聞きました。酔っぱらうまでお酒を飲むとドギョンスはどうなりますか?
僕はそれができないんです。酔わないんです。

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おぉ、お酒本当に強いんだね!
強いんじゃなくて、お酒をあんまりたくさんは飲めないってのもあるし…僕もお酒を飲んで記憶をなくしたりしてみたいですよ、本当に!でもそれができないんです。酔わないようにシラフでいようと気を張ってるんでしょうか…(笑)

自分にとても厳しいですね。
(※厳しく)なくはないです。

しかしそれに対するストレスはまた受けない、と。
はい。

何か、怖い(笑)
(驚いて目を大きく見開いて)僕、そんな人ではありません。ハハハハ。

冗談です(笑) 親しいチョインソン-イグァンス兄さんたちはそんなドギョンスにどのようなアドバイスをしてくれるんですか。
だから、兄さんたちは皆似ています。個性が皆ありますが何と言うべきか。性格の根本と言うべきか?それがみんな同じです。それでこのように集まったような気もしています。会ったらいつもそうです。「恋愛もするべきなのに、男同士が毎日集まって何してるんだよ」ですって(笑) 歌手の友達ですか?僕には歌手の友達はエクソ(EXO)メンバーたちしかいませんよ。インソン兄さん、グァンス兄さんは作品や演技を離れ、ただ人と人として出会った感じがします。人間関係というのはお互いに合わなければ難しいけれど、自然に親しくなりました。

“純情”での17歳のボムシル(ドギョンス)はスオク(キムソヒョン)のそばに佇むだけで告白はできません。
僕はそんなボムシルがちょっともどかしかったです。

ドギョンスはそうじゃない?
はい。 僕は、合ってることは合ってる、間違ってるものは違うってタイプだから(笑) (※白黒はっきりさせるタイプだから(笑)…というニュアンス)

その部分はまた”サンナムジャ(男の中の男)”ですね。
高校生の時はボムシルと似た面が多かったようです。ところが社会に出てきて仕事をして指向がすごく変わりました。

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仕事をする時は本人の意思を正確に表現する方らしいですね。
はい。正確に表現します。すごく率直なのが短所なのか思うほど。それで心配になることもあります。例えば、僕が”純情”の初日のインタビューで、とても率直に話したようです。記者の方たちが書いた記事を見て本当にとても驚きました。傷付きましたよ。

答えたことと違う意味で記事が出たんですか?
はい。だからすごく残念でした。記事をみたら、僕が「(キムソヒョンと)キスできなくて残念?」と出ていたのですが、そうじゃないんですよ。(一同笑) “純情”はあの傘キスが合ってるんですよ。あの情緒が正しいんです。それなのに口付けができなくて残念だと記事が出ると…(笑)

悔しい思いをして当然ですね。映画で意味が大きい場面ですから。ところで2番目の映画で主演を演じました。歌手としても各種授賞式を総なめにしてきました。俳優としても歌手としても注目に値する成果を上げているが、今の速度をどのように感じますか。
いつも早いと感じます。歌手としてはすでに多くを成し遂げましたし。演技の場合、実際残念なのが、端役からしたいと思っていました。多様な経験値を積んだ後、大きな役をしたかったのですが、機会が早くきたと言うべきでしょうか?早くチャンスが来ただけに、何かをお見せしなければならないと思い、より熱心にするようになることもあります。このような言葉がどう聞こえるかわかりませんが、小さな役をたくさんできなかったのが残念です。

機会が早くきたのは何故でしょうか。単に運ではないと思いますが。
エクソ(EXO)がとても大きいと思います。

もしドギョンスがエクソ(EXO)ではなかったとしたら?
このような機会は多分なかったのではないでしょうか?

確実なことはあります。初のドラマ”大丈夫、愛だ”で見せた演技が良くなかったとしたら、”純情”の主人公にキャスティングされた時に議論があったはずなのに、雑音が全くありませんでした。それは確実にドギョンスが証明したということですよね。 演技議論どころか、好評が多いですが、どうですか。 少し自惚れているという事もありえるし、逆に負担になって自らをさらに鞭打っているという事もありえるが…。
自惚れはひとまずないようです。そして(※自分を)鞭打ちながら負担?負担もありません。

負担もないですか。
簡単に説明差し上げようとするなら、”自分を鞭打ちながら僕がやる仕事に面白みを感じられたらいい”とは思っています。僕が楽しく演技をして、そんな僕の演技を観ていただいている方が同じ感情を感じてくれたらそれで十分満足します。 “沢山の方に見ていただければと思う”ということはないです。だから「何万人見てくれたらいいですか?」という質問は好きじゃないんです。本当に観てくださる方は観てくださるので。観てくださって、僕が伝えたい感情を一緒に感じてくだされば、僕はそれで満足するようです。

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ファンたちがエクソ(EXO)ディオに望むことと俳優ドギョンスに望むことは違うようですか?
よく分からないですね。ただ、僕を好きな方はこうだったらいいですね。僕が演技をしても歌手をしても芸能をしても一緒に好きになってくださったらありがたいです。僕がどこにいようと、その姿そのものを受け入れてくれて愛して下さる方達が真のファンじゃないだろうかと考えています。

ドギョンスも誰かのそんなファンだったんですか?
はい。僕はいつもそうだったんです。その人が何をしても、いつも信頼して好きでした。あ、だけどこのように言う事をファンの方々は好まないでしょうか?

そんなことはないと思いますが(笑) “演技者ドギョンス”と”歌手ディオ”を区分して使うのにはどのような理由がありますか?
いいえ。特別な理由はありません。どうして区分をするのか実はよく分からないんです。確実なのは、人間ドギョンスは別にあると思います。だから(三角形を描きながら)ディオがいて、ドギョンスいて、人間ドギョンスはこのように別にいるようです。僕はそう思います。

“人間ドギョンス”は(歌手)ディオと(俳優)ドギョンスをどう見ていますか。
僕の中にいるまた別の人物?どこでも話したことはないが、これら(歌手ディオ-演技者ドギョンス)は、僕ではないと思います。本当のドギョンスは僕だけが知っています。

何と言ったらいいか?対話すればするほどこういう風に思います、芸能人に適した性格を持っていると。良い意味でね。今後さらに見極めなければ分からないが、本質を本当によくわかっているという気がしますね。
あ、そうですか? ヘヘヘ。

合宿生活はどうですか?男たちは本人だけの空間を重要視すると聞いたが。
僕たちは宿舎で部屋を一緒に使いたい人は一緒に使い、1人で使いたい人は1人で使うシステムです。僕は1人で使っています。人に被害を与えることが嫌いな性格ですから。完璧に同じ人は世の中にいないでしょう?どんな人とも性格が合わなければ不便です。僕はまた、小さな明かりひとつでもよく眠れません。

ドギョンスだけの空間にいる時は一人で何をしますか?
映画をたくさん観ます。最近みた映画ですか?劇場で”レヴェナント:甦りし者”を観ました。今僕にとっては最優先順位の映画なんですけど、2回も見ました。わぁ、最初に観た時はただただ圧倒されました。演技と演出と状況たちがありえないんですよ。(※日本語で言う ありえない の使い方と同じように、すごすぎてありえない…というニュアンス)観てから「演技をやめて商売でもしようか?」と思いましたよ。「僕は足の爪垢(※…のように取るに足らないつまらない奴)だな」って思いになって(笑) 2回目に観た時はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督は賢いと思いました。2回見たら、CGからして劇中の状況が全部見えてきました。極限状況を見事に全部避けていくのを見て驚きましたよ。演技をする前はそういうことは全然見えなかったんですが、今は少しずつ見えるようになりました。それがまたすごく面白いんです。

もしイニャリトゥ監督がラブコールを送ってきたらどうしますか?
それなら行きます!

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エクソ(EXO)の世界ツアーと重なった場合は?
(単刀直入に)それなら僕はツアーを優先すると思います。なぜなら僕の根本はエクソですから。とても大事ですよ、エクソは。エクソがあったからこそ今の僕がこうしているんです。そしてエクソは団体生活だからにメンバー1人が抜ければ、別のメンバーたちが不便さを経験します。それがとてもよくわかっているので、大きな迷惑をかけたくありません。実際、今も少なからず迷惑をかけています。音楽活動を抜けることはありませんが、他の活動を一緒に出来ないのがとても申し訳ない。

ドギョンスにも修正できない短所がありますか。
短所。こんな恐れがあります。僕は一生独身で過ごしそうだという思い。今では(※そんな恐れは)だいぶ減りましたが、それがかなり怖かったんですよ。

こんなにたくさんの愛を受けているのに寂しいですね。
それ(※前述のような恐れ)はこの2人(歌手ディオ-演技者ドギョンス)ではなく、この人(‘僕’)にあるようです。少しずつ克服してみようと努力しています。 幸いにも、周辺の大切な方たちのおかげで少しずつ減らしていってます。

寂しいときはどうしてますか?
ところが僕はこんな感情を感じることもとても好きなんです。

それが正しいようです。孤独を好むこともあるのだから。 あえて遠ざける必要はない感情のようです。
そのとおりです。ただ、たまに危ない時があります。僕自身の毒になりそうな時が。

とても深く掘り下げるんですね。
はい。没入するというよりは、そのまま感じます。そういう時はもっと深く入るまいと自分自身をグッと引き止めます。

急にこんな感じがしますね、ドギョンスは自らをとても愛する人という感じが。
そうらしいです。だから自尊心も非常に強いようです、僕という人は。

 

元記事Link ☞ http://tenasia.hankyung.com/archives/864491

 

※ 無断転載はご遠慮ください🙇🙇

※ 韓国語はあまりできないなりに、ひとつひとつ調べながら素人が翻訳しています。(ニュアンスに間違いがないか韓国文化に詳しい方にチェックもしていただいてますので全く意味が違うみたいなことはあまりないとは思いますが…)
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